こんにちは。虚兎です。
本日も読者のちびっこからおハガキが届いております。
本日のお便り
うつろうさぎさんこんにちは。
いつもブログをはいけんしております。
今回ハガキを出したのはほかでもありません。
ぼくは「うぐいすパン」が大好きです。
その色。
その味。
そのポジション。
どれをとってもぼくの理想とするところです。
しかし先日の事、何とぼくのともだちに、うぐいすパンを知らない子がいたのです。
その夜ショックで枕をぬらしたのはいうまでもありませんよ。
うぐいすパンのひかえめでつつましやかな、やまとなでしこてきたいどが、けっかとしてそうさせてしまったのかもしれません。
そこで今回うつろうさぎさんにうぐいすパンを食べて頂き、皆さんにそのおいしさを広めてほしいと思い、ハガキをだしました。
どうかよろしくお願いします。
田中 露雨度奈井斗(8)
なるほど。何とも悲しい時代になったものです。
あいわかりました!
虚兎にお任せあれ!うぐいすパンの魅力を余す所無くお伝えしましょうとも!!
うぐいすパン
中身は青エンドウを使った、目にも優しい鮮やかな緑餡。
そして「鶯」の名の通り、春を思わせる上品で深みのある味わいに、心もお腹も大満足です。
観察しよう
はい。こちらは今回秘密のルート(ドラッグストア)で入手したうぐいすパンになります。
さて、さっそく観察してみましょう。
※お店やメーカーにより、異なります
パンの部分はあんぱんと同じパンを使用。
また、あんぱんは上に黒や白のゴマ、またはケシの実などが乗っておりますが、こちらは何も乗っておりません。
鶯だけに春っぽく桜のジャムや塩漬けなどを乗せるのはどうでしょうか。
原材料を見ていきましょう。
うぐいすあん(糖類、青エンドウ、寒天、食塩)小麦粉、糖類、マーガリン、脱脂粉乳、全卵、パン酵母、植物油脂、牛乳、食塩、バター、植物性たん白、発酵種、ナチュラルチーズ、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、卵黄、還元水あめ、乳化剤、酢酸(Na)、イーストフード、クチナシ色素、香料、V.C(一部に乳成分、卵、小麦、大豆を含む)
なるほど。はい、今回もたいへんよくわかりました。
さて、手にとって良く見てみましょう。
ほう…これは…
まずその飾り気の無いスタイリッシュすぎる見た目に驚きを隠せません。
格好で威嚇する弱者と違い、内に秘めたる本物の強さが感じられます。
そして優しく割ってみれば…
おおっ!光輝くエメラルドグリーンの餡が、美しさと上品さの両方を醸し出します。
食べてみよう
さてそれではお待ちかね。
頂くとしましょう。
失礼します…
ぱくり…
(1929年。木村屋総本店で働いていた、石川未三郎さんにより「うぐいすパン」はこの世に誕生します。)
もぐもぐ…
(和菓子屋である兄の家にて「うずら豆」を煮ている時に考え出されたそうで、緑色の美しい餡が特徴の新しいあんぱんとして、人気を博しました。)
うん…。もぐもぐ…
(最初は「ビーンズパン」と言う名前から、後にな「うぐいすパン」になったとされています)
ずずっ(お茶)
ふう。ごちそうさまでした。
感想
ふむ…。
ずずっ(お茶)。
…
ほけきょ。
小豆ではなく青エンドウを使った見た目にも美しい緑色の餡ですが、青エンドウ独特の味やにおいはほとんど感じられず、それだけに苦手と言う人もあまりいないかもしれません。
うぐいすパンは見た目のシンプルさはこの上なく、そのためたまにお店で見かけても購買意欲が刺激されることがほぼありません。
隣の棚にある生クリームたっぷりのはさまったパンや、コッペパンの真ん中からこれでもかと具がはみ出しているパンの方がとれだけ美味しそうな事でしょう。
しかしそれでも淘汰される事無くパン界で生き残ってきたと言う事実が、うぐいすパンの底知れぬポテンシャルを表していると言っても過言ではありません。
そう。本物の味は時代などに左右される事はないのです。
今日のおやつにうぐいすパン。
ただちにお買い求め下さい!
おわりに
いかがでしたか?
きっとうぐいすパンの良さが皆さんに伝わった事でしょう。
今回も大成功ですね!!
お知らせ