こんにちは。虚兎です。
おハガキを頂いております。
今日のおたより
うつろうさぎさんこんにちは。
ぼくは「おしるこ」が大好きです。甘さと温かさがどうじにあじわえる、すばらしいものです。
しかし、こんにちのスイーツのほうわじょうたいはふるきよき日本のスイーツぶんかにくらいかげをおとします。
なので、うつろうさぎさんに「おしるこ」のレビューをしてもらい、あらためて伝えてほしいのです。
まだおしるこの味をしらないこどもたちに…。
そして、おしるこの味をわすれかけているおとなたちに…。
よろしくお願いします。
ぼぶ(10)
ふぅっ…。
なるほど。そうですか、そんなにおしるこの事を…。
…。
あいわかりました!
おしるこに対する熱い想い。
虚兎がしかと受け取りましたよ!
と言うわけで、今回は東洋が誇る冬の甘味王「お汁粉」のレビューに挑戦したいと思います!
おしるこ
お汁粉とは、小豆を砂糖で甘く煮た汁に餅や白玉等を入れた、唯一無二の汁系和スイーツ。
和菓子のような固形物ではなく、甘酒のような飲み物とも違う。
言わばその中間に位置し、古来よりの常識を打ち破った異色の存在。
その人気は古来より時を経た現代でもとどまる事を知らず、子供からお年寄りまで、幅広い年齢層からの熱烈な支持を集め、今や専門店から自動販売機にまでその名を轟かせます。
観察しよう
界隈では「褐色のダイヤモンド」と呼ばれる魅惑の宝豆「あずき」をふんだんに使用し、日本古来の祝い食である「餅」を大胆にIN。
贅沢極まりない至極の逸品です。
さて、これがとあるルート(スーパー)で入手したお汁粉。
その人気から存在は日本全土まで広がるため、時代や地域によって様々なバリエーションがありますが、今回は餅とあんこの汁のみのスタンダードなもの。
早くも食べてしまいたい所ですが、ここはひとまず落ちついてと…。まずは見た目から。
…。
ふむ。スタンダード過ぎて見た目は特に…。
しかし飾らないその姿に素朴さ、親しみ、そして絶対の自信がうかがえます。
尚、お汁粉には汁のあるなし。粒あんかこしあんか。さらに関東か関西かで名称が異なり、関東でも関西でもおしること言う名称は
こしあんの汁ありのみとなっております。
※区分けに関しましては、下の方によくわかる「表」を掲載しております。
さて、では原材料を見てみましょう。
今回のお汁粉ですが、お湯を注いで作る粉末タイプのお汁粉を使用し、お餅のみパックお餅をトッピングしたものになります。
グラニュー糖、乾燥あん、上白糖、でん粉、小豆、黒糖、食塩、米粉、トレハロース
※メーカーにより異なります。
プラス餅
見事完成。お鼻を近づけてみれば…。
おおっ!
湯気とともに立ち上る、その甘い香りに心を狂わされそうです。
そして
嗚呼っ!!
少年時代の記憶。何もかもが輝いて見えたあの頃。家族団らんの楽しかった日々が脳裏に浮かびます。
食べてみよう
それではお待ちかね。頂く事にしましょう。
失礼します…。
ふーふー。…ずずっ。
(お汁粉の歴史は江戸時代にまで遡ります。当初のお汁粉は「すすり団子」と言う名称で、餅米とうるち米を混ぜた団子を小豆の粉の汁で煮込み、白砂糖を少量ふりかけた、お酒の肴として出される塩味がメインの料理でした。)
んふ〜。
ふーふー。…ずずっ。
…んふ〜。
(江戸時代も後期になると砂糖の値段も下がりだし、一般にも広まり始めます。この辺りから既存のすすり団子とは別に、黒砂糖を使用した甘いすすり団子、いわゆる「お汁粉」が登場します。当時は「汁粉売り」として、屋台で販売されていたようです。)
お餅も…。
ふーふー。ぱくり
もちもち。もちもち。
(「お汁粉」とは粉末状の餡を使用した事に由来します。「すすり団子」とは恐らく、甘く販売される様になったタイミングで2つに分かれたのでしょう。2つはあくまで別物と言う意思が感じられます。)
ぱくり。もちもち。
ずずっ…。
(さらに地方では餅の代わりに「すいとん」「ほうとう」「そばがき」「カボチャだんご」等を入れるなどバラエティにとんでおり、当時におけるお汁粉の人気を物語っています。)
もちっもちっ。
ずず〜〜。
ふぅ〜。ごちそうさまでした。
(尚、「ぜんざい」に関しては、沖縄では本土とは少し異なり、沖縄では砂糖や黒糖で煮た金時豆に、かき氷をのせたものとなっております。
温かいぜんざいもありますが、提供する店は少ないとの事。)
感想
…。
…。
うん。
お椀の中に、幸せがたくさん詰まっています。
寒い日が続いていますね。おやつにおしるこ。
ぜひお買い求め下さい!!
おわりに
ぼぶ君、いかがでしたか?
きっとちびっこ達もおしるこに興味を持ってくれたと思いますよ。
そしてお父さんやお母さんも、懐かしいあの味を思い出してくれた事でしょう。
時代は変わっても、おしるこを食べた時の笑顔はいつまでも変わりませんね。
今回も大成功です!
おまけに
スクショ推奨。よくわかる「表」