虚兎のpalette

虚兎(うつろうさぎ)が慣れないブログを一生懸命に書きます

招福兎行vol.8

ケセランパサラン

綿毛のように舞い、空から落ちてくる謎の白いふわふわ。

 

ケセランパサラン

 

捕まえると幸せが訪れるとされています。

 

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こんにちは。虚兎(虚兎)と申します。

 

ふむ。ケセランパサランとは聞いた事はありますがよく知りません。

 

しかし幸せが訪れるとあらば、捨て置く訳にもまいりますまい。

 

もくじ☟ 

 

 

 

虚兎はいつものように古文献と格闘。

 

資料を集め、わかりやすいように挿し絵を描くその目は真剣そのもの。

 

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その生態

白くてまんまるい毛玉の様な物体で、動物なのか植物なのか、またその謎めいた様から妖怪やUMAの一種とも言われております。

 

なるほど。そうゆう扱いですか。

 

そして空からふわふわと落ちてくるとされております。

 

ケセランパサランは日本のみならず、西洋圏でもその存在が確認されているもようです。

 

ゴッサマー(流れ糸。小蜘蛛の巣)や、エンゼル・ヘアの名で呼ばれていますが、言葉のイメージからすると、細く美しい糸状の物質を思わせます。

 

たとえ空から落ちてきても気が付くのは極めて至難と思われますので、本当に同じ物かは疑問が残ります。

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その名前

ケセランパサランと言う謎多きその名前。

 

何語なのか。どういう意味なのか。それがわかれば何かが見えてくるはずです。

 

スペイン語

まずはスペイン語ケ・セラ・セラ(なるようになるさ)という言葉が語源とされる説。

 

自由でポジティブなとても良い言葉です。

 

しかしケセランパサランの語源にしては少し遠い気もします。

 

でも言葉の感じから、何となく言いたくなるのはわかりますよ。

 

 

サンスクリット語

お次はこちら。

 

けさら・ばさら(袈裟羅・婆娑羅

 

宮城県のとある地方では、かの毛玉の事をけさら・ばさらと呼ぶそうです。

 

このけさら・ばさらばさら」の方は、サンスクリット語のバジラからきているそうです。

 

もともとはある神様の武器の名前でしたが、日本に密教の法具として入って来た時、漢字に直した際、

バジラ婆娑羅になったとされ、その婆娑羅は長い歴史の中で、派手」「勝手気まま」。また常識はずれ」を意味するようになったとか。

 

そして婆娑羅には珍奇な品物の意味もあるそうです。

 

ふ〜む。

 

何となく近いような気がします。

 

それではけさら」の方はどうでしょう。

 

しかしこの「けさら」の方の情報が極めて少なく、

漢字から意味を探ろうとしても、婆娑羅と同じくただの当て字と思われますので、意味など無いでしょう。

 

更にケセランパサランは、他にも微妙に違う呼び名で呼ばれております。

  • ヘイサラバサラ
  • テンサラバサラ

 

こちらは漢字ですらなく、全てカタカナ表記のみですが、言葉の感じからけさら・ばさらと同じく梵語

と思われます。

 

だとすれば、この謎のふわふわの呼び名は、殆どが梵語

 

これはもう言葉のルーツは古代インドにありと言っても過言ではありません。

 

 

しかし、次の説に衝撃の事実が!

 

 

 

東北地方説

 

 

こちらの言葉。

 

 

 

「何がなんだか さっぱり わからん」

 

 

この言葉がルーツと言う説があるのです。

 

この説はかなり有名で、古文献の殆どにこの説が載っております。

 

そしてここからはまた別で、真偽も定かではないのですが、一説には東北地方(のどこかはわかりませんが)では、上記のこの言葉を…

 

 

ケセランパサランと言うそうです。

 

なんと言うどストライク。

 

説もなにも、もうこれじゃないすか。

 

しかし、本当にそう言うのかはわかりません。

「東北地方説」は有名でも、あの言葉をケセランパサランと言う」と言うのは、たまたま見つけただけです。

 

ですが、そもそもそんな言葉が呼び名になるものでしょうか。

 

 

「丸いふわふわ」とか「幸せの毛玉」とか言う意味だと言うなら納得もできますが…

 

 

 

…でも。

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ふむ。

 

 

確かにさっぱりわかりません。

 

 

飼育

かの毛玉を捕獲し飼育する事で、持ち主に幸運を与えると言います。

 

空気穴の開いた桐の箱に入れ、おしろいを餌として飼育する事ができ、増殖もするそうです。

 

ただし、1年に2回以上見ると幸せの力は失われてしまうという謎のルールも、まことしやかに囁かれております。

 

 

ケセランパサランの正体?

正体と言われるものがいくつか存在します。

ここではそれを見ていきましょう。

 

  • 猛禽類が小動物を捕食した際に、消化しきれず吐き出した毛玉    

 

たしかにそんなものがふわふわと落ちてくればケセランパサランと勘違いしても不思議ではありませんね。

 

 

  • 植物の綿毛

タンポポの種やアザミの種のように、ふわりと風に運ばれる様は、伝説のケセランパサランに酷似しています。

 

 

  • もふの虫

雪虫やアオバハゴロモのようにもふ状になっている虫と見間違えた可能性もあります。

 

 

しかし、どれも外見が何となく似ていると言うだけです。

 

よく見ればすぐにわかる事ですし、虫意外は繁殖しません。

 

その虫すら、桐の箱になど入れておいたら死んでしまうでしょう。

 

おしろいを好むとも思えません。

 

ふう。

 

 

…。

 

 

伝説のケセランパサランとは、一体何なのでしょう

 

 

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虚兎は丘の上で寝転がり、青空を眺めていました。

 

 

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幸せを呼ぶ伝説の毛玉ケセランパサランは、今もどこかの空に浮かんでいるのでしょうか。

 

 

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それとも、「何もしないで空から落ちてくる幸せ」など、空想の産物なのでしょうか。

 

 

 

虚兎はそっと目を閉じます。

 

 

暖かな日差しが、いっそう感じられます。

 

 

爽やかな風が、虚兎の頬をなでます。

 

 

これも

 

 

幸せの一つですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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おっと、少し眠ってしまいました。 

 

 

 

どうやら陽も傾いてきたようです。

 

 

 

さぁそろそろ帰るとしましょう。

 

 

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特別ふろく

折り紙で作ろうケセランパサラン

(風船)

 

わかりやすいように、色付きの折り紙で説明しております。

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お読みいただきありがとうございます☆

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