紅白
紅と白のセレナーデ。
縁起の良い時には欠かせない、日本独自のハッピーカラーです。
こんにちは。開運研究家・虚兎と申します。
今回も開運に触れ。開運を知り。開運の力を授かりましょうよ。ねっ。
もくじ☟
そもそも紅白って?
紅と白です。
その由来
さて、それでは本日も由来から見ていきましょう。
紅白には2つの「意味」があるようです。
1・対抗する2つの組
運動会や運動会などで組分けする時に、赤(紅)組と白組に分けられます。
このルーツは平安時代末期にまで遡り、源氏と平家の権力争いである源平合戦が元とされます。
源氏は白旗に赤丸。平家は赤旗に金丸を掲げ、命を賭して戦いました。
どうしてもおめでたい色というのが頭にあるので意外ですね。
縁起とは関係無く、戦いにおける両軍の旗の色と言うわけでした。
2・祝い事の色
入学式や卒業式など、おめでたい式典に欠かせない紅白カラー。
祝い属性における紅白を見ていきましょう。
こちらのルーツは「赤」が赤ちゃんとなり「出生」
を意味し、「白」は死装束の色で「死」や「別れ」を意味します。
この2つを合わせる事により、生まれてから死ぬまでの、「人の一生を表す」と言う説。
そう言われると、紅白まんじゅうの白の方食べるのちょっと嫌ですね。
もうひとつ。
花嫁衣装の色と言う説もあります。
綺麗な花嫁さん。その衣装を見れば確かに赤と白が多いようです。
花嫁衣装が赤と白だから、めでたい色になったと言う事ですが…
花婿さんの紋付き袴はなぜ悲しいカラー(白黒)なのでしょう。
さらにもうひとつ。
古来よりおめでたい席に、お赤飯(赤)と、お餅(白)を食べていたからと言うのもあるよう。
お米もお餅も神聖な食べ物なんですよね。
招福兎行vol.6「鏡餅」の回でやりました。
その漢字
「赤」ではなく「紅」の理由ですね。
紅白の「紅」は、「赤」とは違うのかと思われそうです。
この2つ、色としては微妙に別々のものですが、紅白の色に限り、「紅」も「赤」も同じ色としてとらえております。
表記の理由としましては、赤を「あか」ではなく「セキ」と読む場合、赤裸々(何も付けていない裸の状態)や、赤貧(何も無いほど貧しい)など、あまり良い意味では使われないからだそうです。
それゆえ現在でも中国では赤を表す漢字は「紅」を使うそう。
でも意味は「赤」だそうです。
複雑ですね。
さて。
今回は日本におけるハッピーカラー「紅白」について、見事その歴史の謎を紐解く事ができました。
これでまた、開運に一歩近づいたはずです。
特別ふろく
虚兎を探せ!
写真の中に虚兎が上手に隠れているよ。
見つけられるかな?
ふふ…。そう簡単には見つかりませんよ。
昔とった杵柄と言うやつです。
過去に一体何があったのかはともかく、なかなか手強い虚兎。
でも大丈夫!これを置いてみましょう。
正解
やれやれ。見つかってしまいましたね。
お読みいただきありがとうございます☆
presented by 虚兎
©️2020 虚兎