鯛
鯛と言えば古来より縁起の良い魚として有名です。
鯛の歴史を紐解き、その縁起の秘密を探っていき鯛
と思います。
こんにちは。虚兎です。
祝い事の席には必ず登場する縁起物の代表格である鯛。
味や大きさはもちろん、美しさや華やかさに至るまでどれをとっても最高のカリスマフィッシュである
鯛を探っていきましょう。
もくじ☟
そのデータ
- 学名 Pagrus major
- 和名 真鯛
- 英名 Red sea bream
- 寿命 20〜40年
- 大きさ 大きな物は1mを超えるものも
- 漁獲量(平成30年)
天然 全国 16100t
1位長崎 2100t
2位福岡 1900t
3位愛媛 1500t
養殖 全国 59900t
1位愛媛 33300t
2位熊本 8700t
3位高知 6200t
毎年沢山の鯛が水あげされています。
大きい物では1メートル?へぇ。そんなにあったんですね。
寿命が長い物では40年と言うのも驚きです。
そのあたりも縁起物と言われるゆえんなのでしょうね。
その字
縁起の良い魚である鯛。その漢字はなぜ「魚」に「周」なのでしょうか。
これにはいくつもの説がありますので、お好きな説をMY説として選んで下さい。
- 日本の周囲でどこでも獲れる魚だから。
- 一年中(周年)獲れる魚だから。
- 形が美しく調和のとれた魚だから。
虚兎的にはどうか3番であって欲しいですね。
ちなみに真鯛の旬は、春と秋だそうです。
その読み方
なぜ「た」と「い」なのでしょう。
には平魚(タヒ)…との文章が見てとれるようです。
この事から平(タ)魚(イオ)と言うのが語源とされていますが、数ある中の一説に過ぎず、謎は深まるばかりです。
しかし法令集に鯛の何が書いてあったのでしょうか。
そのおやつ
鯛を語るにおいて無視できないのが鯛焼きです。
今や日本全国で親しまれている鯛焼き。そこにも縁起の良さを感じます。
鯛焼きの歴史を紐解けば、明治年号の頃より、今川焼きから派生した食べ物とされています。
それは言わないで欲しかったのですが、まぁ仕方ありません。
東京は麻布十番にある甘味処のお店が考案したとの説が存在。
その美味しさと縁起の良さと可愛いらしさで現在では全国各地で様々なバリエーションがあります。
今やあんこだけでなく、チョコレートやキャラメル、カスタード、チーズ、季節のフルーツを使ったクリームや、カレー、ツナマヨ、グラタンなど種類の多さはクレープ屋さんの如く。
たぶん、タピオカとかもあるんでしょうね。
その縁起の理由
さて、核心に迫って参りましょう。鯛の縁起物としての理由です。
①ジャパニーズハッピーカラー
そう。紅白です。薄い赤に色付いた、とても綺麗なお魚。
お腹の部分は白く、紛う事無き紅白です。
しかも、赤と言う色は古来より魔除けの意味でもあります。
ちなみに鯛の赤色。海老を多く食べているからですって。
②鯛の鯛
なんでしょう?とても不思議な鯛トルです。
鯛が縁起物として扱われるようになったのは、少なくとも江戸時代にまで遡る事ができるよう(先程の平安時代の法令集の話では、縁起物かどうかは定かではないため)。
なぜならば、江戸時代には鯛の骨がラッキーアイテムとして一世を風靡したのです。
鯛の骨の中には鯛に似た形の骨があり、それが鯛の鯛と呼ばれ、持ち歩いていたのか家に置いておいたのかはわかりませんが、「めでたい中に、更にめでたい事がある」と評判だったそうです。
この鯛の鯛は「骨」ですので、他のお魚にもありますが、形も種類によって微妙に違います。
「鯛」に似ている骨を持つのは偶然にも鯛だそうです。
とがっていますのでお気をつけて。
③恵比寿さんとの関連
七福神の1人、恵比寿さんのパートナー的存在。
神様公認。これはもう縁起が約束されたも同然です。
そして恵比寿さんの話のついでと言っては何で
すが、あのビールのラベルには鯛が1匹映ってお
ります。
しかし数百本に一本の割合で鯛が2匹映っているものがあるようです。
もう1匹は背後にあるびくに尾びれだけが突き出しているもよう。
エ◯スビールと、エ◯スプレミアムブラックの「瓶」に、2匹いる可能性があるそうです。
おまけに
虚兎のpalette特製「超超超超大漁旗」