誕生石
縁起の良い物を求め、今回は自分の誕生月を司る宝石。「誕生石」を見ていきたいと思います。
こんにちは。開運研究家、虚兎です。
古来より伝わる誕生石の秘密をさぐっていきましょう!
そもそも誕生石って?
誕生石です。
起源
出エジプト記
諸説ある内の一つとしましては、旧約聖書の出エジプト記(モーセがイスラエルの民を連れてエジプトを脱出した話)に、その記述が見られます。
イスラエルには12の部族があり、それぞれ違う種類の宝石を身に付けていたそうです。
それをまとめる司祭の、裁きの胸当てに埋めこんだ12個の宝石が、その起源と言うわけです。
しかしこの12の宝石の種類は翻訳によって違いがあるもよう。
ヨハネの黙示録
そしてもう一つが新約聖書。ヨハネの黙示録(神がキリストに、キリストがヨハネに予言した、この世の終わりとその後)です。
天より降る聖なる都エルサレム。その城壁の12の土台石にそれぞれ飾られていた、12の宝石がその起源と言う説。こちらも大変有力な説となっております。
歴史
18世紀ごろになると、移住したユダヤ人により人々は誕生石をお守りとして身につけるようになります。
しかしその宝石の種類はバラバラ。
そのため、アメリカのジョージ・フレデリック・クンツと言う鉱物学者が誕生石の種類を定め、1912年にアメリカの宝石組合(現・ジェラーズ オブ アメリカ)がそれを広めました。
現在の誕生石は1952年にアメリカの複数の団体で改訂されたものが基準となっています。
日本では1958年に、全国宝石商共同組合(現・全国宝石卸協同組合)が、アメリカの基準を基にさらに独自に珊瑚と翡翠を追加したものが最初とされています。
そしてそのうち、他の団体も宝石を独自に追加してしまい、結果業界も消費者も混乱する事になってしまいました。
そのため、全国宝石卸共同組合(ZHO)は、日本ジュエリー協会(JJA)、そして山梨県水晶宝飾共同組合(YJA)と共に、2021年12月20日に改訂を行う事となります。
尚、その際日本独自のものとして、新たに10種類の宝石達が追加されました。
種類
アメリカ版
1月
- ガーネット
2月
3月
- アクアマリン
4月
- ダイヤモンド
5月
- エメラルド
6月
- ムーンストーン
- パール
- アレキサンドライト
7月
- ルビー
8月
- スピネル
- ペリドット
9月
10月
11月
- トパーズ
- シトリン
12月
日本版
いかがでしたか?
自分の生まれ月を象徴する宝石です。ぜひ意識してみて下さいね。
きっと縁があるはず。お守りにはぜひ誕生石を。
Thank you for reading
presented by 虚兎
©️2020 虚兎