大福
「人の体は食べたものでできている」
昔の偉い人が言っていました。
そしてそれは1つの開運への希望を見出すものであります。
幸運な食べ物を体内にを取り入れる事で、体の内側から幸せがあふれ出るのではないか。
そう考えた虚兎は幸運な食べ物を探すため、調査を開始。
スーパーの中をくまなく練り歩き、やっとの思いで1つの商品を手に取ります。
大福
和菓子の代表格です。
今回は大福の歴史を紐解き、謎に包まれたその由来を探っていきましょう。
こんにちは。虚兎です。
大福。
ズバリです。
大人から子供まで長年に渡り愛され続ける秘密。
そしてそこに至るまでの長い道のりとは。
もくじ☟
大福(Large of happiness)
まずは大福そのものについて見ていきましょう。
あんこを餅で包みし、伝説の食べ物です。
丸く、ぽてっとした姿に思わず笑みがこぼれます。
派生として、あんこと一緒にイチゴが入っている「苺大福」や、あんこの代わりに大粒のフルーツが入っている「フルーツ大福」。
そしてホイップクリームやカスタードクリームがみっちりと、入っている「クリーム大福」など、その人気と種類の多さは他の追付いを許しません。
その歴史
「うずら餅」と言う食べ物がその原型のようです。
名前からしてとても美味しそうです。
「ひよ子」のように黄身餡でも入ってそうですが、当時はまだ砂糖は贅沢品だったため、そもそも甘い物ではなかったようです。
中身の餡も小豆はそのままですが、甘くなく味は塩味、サイズも現在の大福よりも大きかったとされています。
そしてその大きさゆえに腹持ちが良く、幸か不幸か腹太餅(はらぶともち)と言う、ごつい二つ名を授かるはめに…いえ授かる栄誉を与えられます。
1771年。これに革命を起こした人物がおります。
江戸は小石川(今の東京都 文京区)に住んでおられたおたよさん(又はお玉さん)
餡に砂糖を混ぜ、餅で包んだ甘いうずら餅を開発。
今で言うと、ポテトチップスにチョコレートをつけてみた感覚ですかね。
そしてネームバリューからなのか、「腹太餅」の名で売り出します。
これが大人気になると、大きかった腹太餅は小型化し、名前も大腹餅(だいふくもち)となり、そして
しだいに「腹」の字は「福」に改められる事となりました。
寛政年間(1789〜1801)になると、行商が焼きながら売り歩いていたそう。
ちなみに焼いた物は大福餅。
焼いてない物は餅まんじゅうと呼ばれていたと言われています。
苺大福
新種の大福にして、全てのフルーツ大福の祖。
それが苺大福です。
なんと餅、あんこに果物を入れるというストロングスタイル。
今でこそ馴染み深い物となりましたが、その発想と先見の明には驚かされます。
一体どこのお店が考えた物なのでしょうか。
いくつもの説がございます。
ふむ。
何を調べてもこのフレーズが出てきます。
苺大福の商標登録をしているのは東京都新宿の某お店。
こちらは昭和60年から販売されていたようです。
東京都板橋区にある某お店では実用新案特許を取得されておられます。
それ以外でも全国様々なお店が苺大福の発祥と名乗りを上げており、今となってはその真実を知る事はできません。
勇気あるあなたへ(〜in strawberry)
1番最初に大福に苺を入れたあなたは一体誰なのでしょうか
どこで過ごし どんな人生だったのでしょうか
歴史の中に埋もれ
もはやあなたを見つける術はないでしょう
しかしあなたのその勇気は
大福の可能性を大いに広げました
全ての和菓子ファンから
ありがとうございます。
特別ふろく
おやつに買ってもらえるかもしれない
大福ぬりえ
- 何とかしてプリントアウトして、じょうずに色をぬってね。
- 中身はじぶんの好きなものをかこう。
- 笑顔でおうちの人に見せてね。
お読み頂きありがとうございます☆
presented by 虚兎
©️2020 虚兎