あるブロガーの1日vol.2
我々が２度目に虚兎宅を訪れたのは、虚兎氏のブログ「虚兎のpalette」が2周年を迎えた後だった。
虚兎（うつろうさぎ）
職業 ブロガー・他
バラエティブログ「虚兎のpalette」の運営者。2年目を迎え、ますます絶好長。
彼もまた、ブログの世界に夢を追う者の一人。
前回の密着からはや数ヶ月。
現在の氏はどのように過ごしているのだろうか。
もくじ☟
朝
今日は一体、どんな1日になるのか。
相変わらず氏の朝は早い
取り敢えずスマホをチェック。
メール
天気予報
ログインボーナス
am9:15
朝食は必ず摂る虚兎氏。
虚兎の大切な友達。ねずみの「はちみつ」氏。
元気そうだ。
am10:20
朝食の片付けが終わったら掃除に洗濯。
家事もこなして「漢」としても一人前。
am11:00
ほっと一息つける時間。
しかしそのわずかな時間にも、愛するブログ「虚兎のpalette」の今後や、方向性について思案。
バラエティブログとして、常に新しい事にチャレンジしなくてはならない。
弱小ブロガーに休息などないのである。
遠く見つめ、何を想うのか。
その顔は真剣そのもの。
昼
pm12:30
そろそろ昼食の時間。
ランチは簡単な物で済ませる。虚兎氏は素早く美味しいカップラーメン。
はちみつ氏は美味しくて栄養もたっぷり、ひまわりの種。
pm1:30
昼下がり。氏は唐突におめかしを始めた。
体中にブラシをかけ、毛並みを整える。
外出でもするのだろうか。
🐇写真を撮りに、スタジオに行くのです。
🎤写真？
🐇L○NEスタンプを出すので。
ご存知の通り氏もL○NEスタンプを出しており、今回「虚兎」としては3作目になるスタンプを出す予定。
つまり「虚兎」も立派な「スタンプクリエイター」。
敢えて言うなら「非公式」と言う事だけ。
当然我々も、氏の撮影に同行させてもらう事にする。
pm2:50
電車を乗り継ぎ、某スタジオに到着。
その大きさに驚きを隠せなかった。
巨大な倉庫を思わせる建物が鎮座ましましている。
その圧倒的な迫力の前に我々の胸は高鳴った。
氏をはじめとした数多いるキャラクター達は、それぞれ生き残りを賭け、日々シノギを削っている。
このスタジオでも日夜たくさんの撮影（闘い）が行われているのだ。
握りしめた手の中で、汗が滲んだ。
🐇そっちではありませんよ。こっちこっち。
そこにはまるで民間であるかのような二階建ての建物があった。
向こうの大きなスタジオは一流のキャラクター達が撮影する豪華スタジオです。
なるほど。どの世界でもヒエラルキーは存在する。
中に入り、薄暗い受付で記入を済ませ、待合室で待機する氏と我々。
しばらくして名を呼ばれ、虚兎氏とはちみつ氏（マネージャー）は更に奥、撮影スタジオ内へと入って行く。我々はその小さな背中を見送る。
山田山々村 利夫（92）
キャラクター専門写真スタジオ
「木漏れ日JUNCTION」
主人。御歳92歳の匠、山田山々村 利夫。
現在では第一線を退き、細々と活動中。
キャラクター専門
人情スタジオ
木漏れ日JUNCTION
OPEN am9:00
CLOSED pm7:00
定休日 月・火・水・木
ご利用の程、お待ちしております。
pm5:20
待合室に戻ってきた虚兎氏とはちみつ氏。
撮影は無事に終わったらしい。
🎤お疲れ様でした。いい写真は撮れましたか？
🐇はい。出来上がりがとても楽しみです。
とても満足行く結果だったようだ。
pm5:50
自宅のある駅に戻り、近くのスーパーへ。
夕飯のお買い物を済ませると、そのまま帰宅。
夜
pm6:50
今日の夕食は虚兎氏の得意料理でもある「チャーハン」。
腕によりをかけてご馳走してくれるらしい。
待っている間に、はちみつ氏はテーブルをふきふき。
奥のキッチンからかすかに「チン」という何かの音がするやいなや、たちまに美味しそうな匂いが漂い、夕食の時間だ。
皆で楽しいひと時。
氏の作る料理はとても美味しい。
それでいて、どこか懐かしい味がした。
食事も終わり、くつろぎの時間。
今日1日の最後に、我々は氏に聞いてみた。
🎤「虚兎のpalette」は2年目を迎えましたが、ブロガーとしていかがでしょう。
🐇2年目を迎える事ができたのはもちろん読者さんのお力によるものです。
嬉しい反面、ますます期待に応えなけなければならないと、身の引き締まる想いです。
🎤虚兎氏の今後の目標は？
🐇そうですね。キャラクターの1人として、沢山の人を笑顔にしていきたいですね。
🎤スタンプの方はいつ発売になりますでしょうか？
🐇このブログが出る頃にはもう発売しておりますので、けんさくけんさくしてみて下さい。
🎤本日はありがとうございました
🐇ありがとうございました。
おわりに
我々は取材を終え、帰路についた。
夏ももう終わり、いつの間にか肌寒さを感じる季節になっている。
数ヶ月ぶりに会った虚兎氏とはちみつ氏。
相変わらずとても元気そうだった。
どうか苦難を乗り換え
いつの日か皆に愛される
立派なキャラクターになってほしい。
我々に出来る事は願う事のみ
そう。
あまりにも
無力なものである。
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